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The AVE Interview (和訳)

Thrasher Magazine March 2015

· Thrasher Magazine,AVE,Japanese

Interview: Michael Burnett

Translation: Nino Moscardi

 

あのグラフィックに使ったオウムみたいな髪型をしてる写真は何歳だった?

あれは中一の年鑑写真だった。

 

その時はもう滑ってた?

もちろん。

何のきっかけでそのヘアースタイルにしたの?

知らん。全く分からんよ。その時に流行ってたのは覚えてるけど、だいたいの人がロングにしてた。ゴスのヤツとか。俺は髪の毛が長くなかったけどだらしなくしたかったからそうなったんだ。

もし誰かに見られるとしたら、「カリフォルニアのキッズみたいだな!」って言われそうだな。

確かに。

なんか映画っぽくない?「カリフォルニアでこんな髪型するよ」みたいな事だと思わない?

おかしいよな。体をかがめて頭を逆さまにして、ヘアースプレイとドライヤーを同時に髪の毛を当てた。それで表を上げたらそんな感じになってた。確かにきっかけなんて別になかったからおかしいんだけどな。俺がハマってた奴はそういうヘアースタイルにしてなかったし、周りは「フロック・オブ・シーガルズと同じだと」言ってたから、そう言われたら誰か調べるしかなかった。

きっかけのないものってわけか。あの変な穴の形のピアスをしてる奴みたいだな。確かにかっこいい人はそういう事をしないよね。

分からん。でも確かに何に刺激されるって話だな。

ピアスはカッコ良くないのにスケーターはああいうのをよく付けるんだよね。さっき話したヘアースタイルと同じかも。不良なキッズの頭が生み出すものだ。

母にめっちゃ怒られた記憶はある。家に帰ったらボードを取り上げられた。

ヘアーカットのせいか、写真のせいで?

いや、ヘアーカットだった。ボードを取り上げられた。多分スケボーが悪いと思ってたかもしれない。それだけだ。まぁ、これは90年の頃で実に不良だったんだけど。しかし友達の家に行ってVariflexのトラックで新しいのを組んだ。何かのくそセットアップ。その時の俺は無敵だった。

で、家を出る時にスケボーがなくて苦しいフリをして友達の家からボードを取ってくるわけ?

そうだな。おしゃれなヘアーカットでな。

両親にした一番酷い事は何だと思う?

一番酷い事?

いい子だった?

まぁまぁいい子だったかも。両親はなぁ。。。俺が両親にした事っていうよりも両親にされた事の方が酷かったかもしれない。わかんないな。何も言えない。確かに母に楯突いてたけど。母がめちゃくちゃ怒って、俺が15、16歳の時に家から追い出したってのが大変だった。生き抜くために、ただでもらってた板や服を売って、飯を食う手段はあったけど。追い出される度、二ヶ月間ぐらい俺は姿を消していた。今それを振り返るとしたら、確かに悪かったなって思うけど。連絡もせずにそんなに長く消えるなんてさ。多分母はかなり困ってたかもな。でも追い出されたんだから、仕方ないよね。わかんない。

お母さんと仲直りしたきっかけは教えてもらえる?落ち目になった時だったのか?

いや、一度家から出て自給自足したら、他の一般家庭と違うね。俺は俺で外に出て、一人で自由に生活してた。そこでやっと母との関係が変わったと思う。その後は母とは友情のような関係だった。改めて思い出すと、母は若かったんだなって思う。18歳の時に俺を生んだからまだまだ子供のようだった。思い出して、その歳でああいう事が起こった事ってバッドトリップだよな。

お母さんは32歳でAVEが「邪魔すんなよ」って言って数ヶ月間退散したりしてたんだね

そう。たまに当時の俺を思い出す。今36歳なのに相変わらず我がままなサイコだけどな!ヤバいよ。で、当時の母がそんな若くして色々経験してきた事も思い出すよな。ただの子供だったんだ。まぁ育っている間はクレイジーな事あったとはいえ、今の俺にとっちゃ大親友になんだ。母がいなくてはどうすれば良いかわかんないな。

今のクルーのキッズはその時のAVEよりクレイジーだと思うか?

俺らのキッズって確かにワイルドだけど、昔の俺と比べたら、こいつらは大丈夫な気がする。俺はぐれたらもっと暴れてたと思う。でもクルーのキッズは結構若い子もいるから心配になるよな。

そう?AVEは大人役になってるわけか?

そうだけどそうでもない。微妙な区別だからさ。スケボーなんてそういうもんじゃん?ワイルドで自由にさせてあげなくちゃいけないんだ。その区別を尊重しようと思うけどアドバイスや協力がほしい時とかはきっと相談に乗ってあげるよ。でもわからん。 ありのままに受け入れるって感じかな。

自分の感想だけど、AVEがちょっとワイルドなキッズを探してたんじゃないの?スケート業界やスポンサーはどうでも良いと思ってる子とか。

今現在、俺らのシーンで最高なのは誰も無理をしてないでわざとらしい事もない事だよ。自然な進展だった。俺とジェイソンみたいな奴は特別な性格を引きつけるからそんな性格がワイルドだと思われても仕方がないんだ。こんな子がショップによく遊びにきてるからさ。Supremeにね。そこらへんにいるからどうせ一緒に滑る事になって上手い奴に時々ボードをあげただけだ。Workshopのフローチームに所属出来た子もいて、そうなったら自然に「じゃあこのクルーで行こう。俺らのキッズだ」って考えだ。

Ollie to wallride over the bump to bar. Photo: Sherbert

確かに15歳の時に日本人のフィルマークルーに追い掛けられたりはなかったよね。

なかったな。全く。でも今の子達は混乱の中で育ってるに間違いない。本当にヤバいよ。だからこんな若くしてこういう動きしてるのはまだ信じられなくて、前の俺と比べたら絶対に当時の自分より適応出来てる。

いつも印象に残る事だなー。成功してて賢く動いてるキッズはいっぱいいると思う。その歳の俺だとしたら、チャッド・フェルナンデスみたいな事になったかも。AVEにもスケート育ちでそんな手本や指導者はいなかったのか?

「いや、別に」って答えて後で誰かを思い出す質問だな。わからん。助けてくれた人はたくさんいたと思うけど、その後に、余計でくだらないものを捨てるんだということを教えてくれた人の方が多かったかも。

改めて考えると、AVEにとってDCの出世とかお金とかは人間としての良い事だった?それとも悪い事?

最初は若くてワイルドなガキだったから周りの影響を受けたんだ。短い間に色々あってラッキーだっただけ。成功しない人はたくさんいるんだからな。スケボー界によくあることだよ。結局うまく行かない人とか。俺も確かにギリギリだったな。今振り返ると「全て良かったな」って言えるけど。全ては運命なんだ。今は破滅した事があっても後から結局良い経験になったって言う目で見てるんだ。

あのテッド・ニュージェントの話は何だった?

いや、全くわかんねえな。今でも彼の音楽が好きだけど。ただ、政見は納得出来ないんだがまぁ、ギターは弾けるね。

なんか会った事なかったっけ?彼の牧場に行ったりとか。

ちげぇよ。ライブに行ってバックステージで会っただけ。面白かったけど別にどうでもいい話だ。ザ・ニュージュだな。

Ollie. Photo: Burnett

俺はAVEの事をジェイソンの友達として知り合ったけど、いつの間にかロングヘアーでカウボーイブーツを履きながらテッド・ニュージェントとパーティする人になってた。その時、「やっぱAVEってよくわからないなー」って思ったんだ。楽しそうだったけどそれまではDCのクルーとの接触がなかった。レネレネとかあのカナダのユーモアとか。よく分からなかった。

言っとくけど、カナダ人じゃない。

ジェイソンの復活が明らかになったのはいつだった?

ディル?

もう4、5年位は経ってるんじゃない?

そうだな。彼にとって人生の色々がたまった事があって道が狭くなったかもしれない。でも俺らってスケボーなどとかでいくらぐらい失敗してると思ってても、結局何も残ってない時に復活させられるんだ。いつもそうなると思う。「あ、またこの流れに乗ろっか」みたいなもんだ。愛とかは本当にこの世界に存在してるんだ。でも俺にはそんな事が苦手だからまたこの木板に乗った方がいいかもしれない。そうだな。あれはもう4、5年前だったかも。彼もアルコール中毒で破滅したから、もうそういう生活を止めるために一年間ぐらい俺の家にずっと泊まってた。

AVEはスケボーに対して本気でアスリートみたいなスポーツ扱いをしてるんだよね。いつも色んな体の準備とかもしてるし。あの足のテーピングは何なんだ?たまに見たらいきなりミーラみたいになってる。

うん、まだ足のテーピングはしてるよ。足の親指に骨棘があってコルチゾンを注入してもらってる。一年前に手術するところで医者が急に変わって、違う医者にコルチゾンを注入してもらったが、なんかよくわからない。パチッってなって痛くなったら骨棘が原因だと言われたんだ。「三ヶ月後に手術しに来い」って言ってたけど、あれからもう一年半位は経ってて手術もしてないのにテーピングさえすれば痛みに治まる。関節の曲がりが限られてるだけさ。曲げる時に骨棘に当たらないようにちょっと固さを保つって事。

昔からスケートに対して真面目だったのか?真面目って言うか熱狂的って言うか、「やらなくちゃ、やらなくちゃ。。。」みたいに。

違う。でも俺はずっと前から強迫性で、他にハマった物があったからな。ドラッグ、酒や女などの極限まで押しやった癖。時にはスケートより多様な事に集中する事になったと思う。そして歳を取ったら駄目な行動を自覚して、同じ強迫をスケートに行かせる。

俺も時々AVEがその強迫性のせいで変な方向に行かせられるを気付いた事ある。あのゆで卵とコーヒーの話とか。その他に何か強迫はある?

まぁ、何でもあるよ。何か言えば確かにあるかも。俺にはバランスを取るのが難しいんだ。そうだな。ファック。。。

一日に何個のゆで卵を食う?

まぁ、ヨーロッパだからさ。レストラン行ってバイキングはあるからな。

黄身は捨てる?

いや、食うよ。今朝も4個食ったし。この壊れた体を起動するためだからな。早く食って行っちゃう。

Switch crooks, off the wall in NYC. Photo: Sherbert

楽しく滑ろうって今でも思ってるのか?それとも強迫のアスレチックな仕事になってる?確かに俺らみたいなオヤジはスケートの好きなとこを再発見しようとしてるかもしれない。例えば21歳になって楽しくなくなるって事が多いんじゃない?

んーそう言われたらまぁ、俺らが一緒にいた時を思い出すと、「バーネットは俺がサイコだと絶対に思ってる」って思うんだ。自分もたまに変な事を考えると気付いたから。

俺のせいだね。

いや、そうでもないけど。確かに俺はスケボーが仕事になって我慢出来ない事があったように見えるかもしれない。しばらくの間に苦しくて楽しめない事はあるけど、今Vansのビデオの撮影はほとんど楽しくしてるんだ。このビデオパートのフィルミングってスポンサーに頼まれた事 で楽しかった。だからもちろん楽しくてその熱い気持ちが好き。そういう事って何って言うの、マイク?パラドックスだっけ?

そう。

実はある程度、その苦しみも好きだけど。で、乗り越えたら「ファック。出来たなー。。」ってもんだよな?それもさっきの聞いた「誰の影響を受けた」に対しての質問に繋がると思う。最初はダニー・ウェイとかだったけどその後はヒース・カーチャットとガイ・マリアノだった。あいつらの動きを見て、一緒に遊んでたからラッキーだっただけ。それで影響を受けたんだ。あいつらのアプローチを採用して俺の動きにも習った事を利用したんだ。だって、あいつらは歴史上のベストに決まってるんだからな。彼らの人生もクレイジーだったし。

そうか。じゃあ苦しみも楽しいわけか?

絶対に。スケートで体をぶっ壊すのが一番気持ちいいんだ。そんな時こそ幸せだ。でもその戦いの途中には「ファーック!」ってめっちゃ怒る。分からんな。俺は変わった者だけかもしれない。それもあるかも。

今新しく出来たボードブランドの話をしてもいい?

いいよ。

どうやって作ったの?白人の子ばかりを別のチームに移動させたのかよ?

そう。白人の子を全部奪い取ってチーム作ったんだ。実はFucking Awesomeの初期から続いてる話で新しいブランドを作ってる。どうやって作るかは色んな形を取ったけど今はドノヴァン・ピスコポとジョン・フィッツジェラルドで行こうって事になってるんだ。二人だけだ。

それがHockey

それはHockeyだ。

でもAVEはない?

ない。

なるほど。ロン・アレンがH-StreetからLife Skateboardsを作り出した

事と同じだと思った。

ファックノー。色んなアイデアがあったけど今はその二人だけで、どうやって進展するかを考えとくって事なんだ。

Fucking Awesomeだと、AVEってスプレッドシートや計算書を確認したりする奴?どうやってビジネスの事に関わってる?

スケボーする。

じゃ誰に頼ってる?

ジミー・ブリッチェス。色んな役目を引き受けてるんだから。日常の経営を担当してて、チームマネジャー、セラピスト、そしてベストフレンドとしてもいつも支えてくれてる。彼がいなければ出来なかったんだ。マイメンだな。で、マイク・ピシテリーも俺とジェイソンとの友達なんだ。昔からジェイソンの友達で、Tシャツだけの頃からずっと彼とFucking Awesomeをやってるんだ。ビジネス側の事を彼に任せてるんだ。ディルもデザインとかを全部作ったりして、ベニーって言うフィルマーの奴もいる。良いアイデアがあればジェイソンに投げて色々調整してもらうんだ。でもほとんどディルの仕業だけど。

AVEの考えたグラフィックは何だ?

「タウンアンドカントリー・テリーキング」は俺のだ。元々なんとかヨーロッパのメタル雑誌のステッカーだったから。超変だから見つけたらウンコ漏れる位興奮してた。後はわからん。たまにジェイソンに何かを投げてそれで使ってもらうか使ってもらわないか。彼は家に入るとそればっかりに夢中なってるんだから。

彼が作ったグラフィックの中で着る気にならないのはある?

んー、板だと別にどれでもいいけど、巨乳が描いてるシャツとかで家を出たくない気にたまになるよ。気分次第だな。「今日これを着れる自信はないな。ロゴのやつで行こう」みたいな。

俺は保守的な性格じゃないけど79年の映画、「ザ・ジャーク」で「ブルシットって書いてるTシャツを着てる子を探していますけど。。。」ってバーナデット・ピーターズの台詞を思い出した。ファックって言葉がブランド名に入ってる時代になってる事っておかしいと思わない?

別にいいと思うよ。そういうのが衝動的って事は、今のスケボー界の状況のせいだと思う。「そんな名前で売れるかよ?」って思われるかもしれないけど、本来は元々そういうもんだったんだ。あのマジでクレイジーな時代からそんなに経ってないのは確かだ。何でこんなもんになったのか?名前は言わないけど、Workshopを辞めた時に「’Fucking’が入ってるブランド名で本当にスケボーを売るつもりか?」って数人に言われたんだ。「お前に言われるもんか?お前の事わかるんだよ!スケボー界でどこに立っているかってのを忘れたのかい?!」って思ったけど。

別に悪いと思わないけど。ただ、面白いと思っただけ。サウス・パークムービーであの小さい子が登場したら「アッス・ランマー(アナル打ち込み屋さん)」ってTシャツを着てると同じだと思った。「まま!Fucking Awesomeのボード買って!」みたいに。

そうだな。ビーチ・アクセスのショップに行ってジョーダン・リクターのコンドームボードを買ってた時と変わらないけど。毎週毎週お金を使ってあれを買った。黒い袋に入ってて帰ったら「ありがとうお母さん。くれたお金でこれを買ったんだ。」って。俺にはスケボーはそういうもんだけだ。

彼女が出来ないニキビだらけのオタクスケーターには何か助言があるのか?

全く。。知らんな。酔っ払って入れろよ。頑張って詰め込め。美人コンテストじゃないから。助言はそれだけだ。頑張ってやれよ。

確かに。ショップやブランドなどのジェイソンとの活躍でアイコンになって大注目されると思ったのか?俺もお前らの動きをもちろん納得してるけどこんなに話題になるなんて信じられない。

ファッキングクレイジーだよな。で、わけわからん。それしか言えない。

自分の写真が付けられた一番変な場所はどこだ?

いや、本当に信じられないよ。母は何故かスケボーに関しては全部知ってるよ。今はもう俺より詳しくなってるから、最近誰かのTumblrページを見せてきた。なんかFAのTumblrページをやってる人がいて毎日ずっとアップデートされてるらしい。それを初めて知ってマジでトリップだった。皆が興奮してくれて俺も嬉しいから。

なんかネットトレンドでAVEのフィーブルをやってる写真を皆がフォトショップして違うシチュエーションに入れ替えたりしたって話なかったっけ?

ああ、あれは面白かったな。俺はあのベッドで横になってるシーンが好きだった。面白いよな。

意義なくチームに入れる人はいる?

まぁジーノを入れたばっかりで、俺には彼と同じチームで彼のボードを乗る事がスケーターとしての光栄だよ。やばくない?懐かしい気がする。ローワン・ゾリラも好きだけど。すげぇスケーターだよ。スタイルも好きだし。彼を奪い取ろうとしたよ。それって印刷しても構わない。Bakerのフローチームに所属してる時に商品箱を送っただけ。いい子だから。あそこには上手いスケーターはいるんだ。実は酒好き野郎。それでも俺は全然いいと思う。

Switch 180. Photo: Colen

また数年ビデオ企画を済ませたばかりだけどまだまだ行ける?次のビデオの撮影はもう始まってるのか?

今はもう撮影してるよ。この二ヶ月間、ちょっと休みを取ったんだけど途中から疑問し始めちゃって、「やっぱスケボーを再開しよっか。。」って事になった。そしてまた冷静になる。だからまあまあ、滑ってるよ。とりあえず滑ってるよ。

トリックをえり好みすしたりするのか?絶対にやらないと思ったトリックがレパートリーの一つになってくる事はない?

いや、トリックによるかも。それだけだ。似合うかとカッコ良く出来るかって言う話なんだ。俺はそんなトリックをフィルタに通すから。ハードフリップ系はやった事ないよ。マジ上手く出来る奴はいるよ。すごいきれいにね。けど俺には全く出来ない事だ。そんなに上手くないからね。

キックフリップ記録はどの位?何段飛べるのか?

キックフリップは下手クソだよ。サルマン・アガーの頃に、俺はスィッチを挑戦してたからそれだけに集中して、レギュラーのトリックをほとんど捨てたんだ。そのままでしばらく続けたらキックフリップが出来なくなったんだ。若い時には出来てたのに。今更やってみれば超スケッチーだけど。

ビールが欲しいなーとかってたまに思わない?

あまりないな。まぁ何回もその生活を繰り返したから駄目になる時がきちんと分かってる。で、飲みまくってもその安心というか逃避というかはなかったし、その時にそんな事を求めてるなんて思わなかったかもしれない。破滅への道だったから。でも今はまぁ、簡潔に言えば、コップの中身って話よりもっと深い問題だと思う。酒を止めたからといって無事に終わった訳じゃないから。さっき話した通り、あの強迫性などは俺の暗いところだから。俺の中にはそう言うところがまだ存在してるんだから我慢しないと。

何故聞いたかっていうとこういう話はそんな珍しいもんじゃないと思うからだ。キッズは、アンドリュー・レイノルズとかも酒を止めた事がよく聞く話だけどどういう事かをあまり分かってないんじゃない?

アルコール中毒って…よく分かんないな。精神疾患だと認められてるものだ。飲み過ぎて簡単に止められるもんじゃない。「おめでとう!元に戻った!」って気持ちはあるけど止めたとしてもこのクソ性格が変わったわけじゃない。ちょっとした変化だけだから。だからミーティングに行ったりしてどうやって受け入れても、暴れる気を抑えられるようにいつまでも成長し続けないと。

俺からすると、悪い振る舞いはスケーターの一部で面白いネタになるからスケボー界がそういう事をカッコ良く思ちゃってる。暗い事もあるって上手く表現出来てないんじゃない?

そうだな。ヤバいよな。確かにスケボー界はああいうのを賛美するに間違いないんだ。しかも最初の方はいつも無害だからな。その後からだんだん道が暗くなるけど。何故か知らないけどスケボー界にはそういうドラッグ中毒の奴を引き寄せる傾向があるんだよな。

Fakie 5-0 180. Sequence: Hlavacek

御陰さまでスケボーが上手くなる強迫性やリスクでは、ドラッグにもハマりやすいみたいなもんかな?

そう。それにスケボー界にそういう奴が称賛されてる。プロスケーターっていう職業がくれる自由やお金にも繋がってると思うけど。でも、確かにおかしい。

今年はビデオを見てる?好きなのはあった?

ウェス・クレーマー凄いよな。なんか彼の能力やユニークな考え方ってガイ・マリアノに似てると思う。めっちゃヤバいよな、あいつ。まさに天才。お前らは今年いい選択が出来たな。

つまらない質問だけどガイのように有り得ないトリックをインスタにアップしようと思わない?「今まで見た中で一番ヤベートリックなのにAndale Bearingsのインスタで見るもんか?!」みたいに。。

いや、それって俺には出来ない事だな。

ネットに使う余裕がないから?

まぁ、俺にはその能力がないし、皆は俺のバックテールを週三回に観たくないんじゃない?しかし、ガイのあれを撮る人って言うなら俺だけどな。

あいつはヤバいよな。

最高だよな。ずっと前から彼の影響を受けてるけど、このVansのビデオの撮影は特にそうで、彼を見て刺激される。「マイメンだな。電話しまくって真似しようってね。。。あれ?今直ぐパークに来てほしいのか?寒くて疲れてるけど頑張るぜ。」みたいにな。

Fucking Awesomeのクルーは全員でツアーした事あるの?

全員ではないけど春が来たらデモトリップに行くよ。

ナイス。

全員で行ってどんな感じか分かってくるけど、アメリカのあっちこっちで行うから俺もちょっと参加するかも。

チームマネジャーの役はAVEじゃないわけか?

いや、それはマイメン、ジミー・ブリッチェスに任せるよ。

堅物の役を取らないっていいよね。「部屋で吸っちゃだめだよ!」みたいな事を言わなくていいわけ。

俺もそれが心配だけど。最初はキッズが俺の事を絶対に嫌うと思ったんだ。酒を飲まないし自分の個人的な混乱でイラッとするから。俺は、もう疲れ切ってる中年の奴といた方がいいかもしれない。そう言った奴には相談に乗れるけど、このキッズならファックユーって言われそう。。

「ディルは白人を信用するなって言った」。

あのクレイジーなカウボーイ野郎。

思い出の品はない?子供の時から充てといたボードとか?

初めて買ったVisionのプロボードはまだ持ってるよ。リー・ラルフのプロモデルだ。ゴンズのVisionのモデルもある。写真もいくつかある。後は考えないと。ジェー・アダムスが刑務所で描いた俺の絵も持ってる。

へー。

ダンカンに送られてきたんだ。

ナイス。

クレヨンで色づけされてな。面白いよ。他に大した事のない物もあると思う。

90年代の初期のスケーターは前任者のスケーターをあまりリスペクトしなかったと思うけど、スティーブ・オルソンとの友情で習った事あるのか?

ああ、俺もそのスケート時代で出世してきたから同じ事が再誕生したかもしれない。なんかボードの真ん中に傷つけたくない頃だった。ノーズとテールにだけ。だからまぁ、それは俺の小さくて狭い考え方からきてたかもしれないな。でも自然に成長して色々動き始めたら、本当は何も知らないって気付いてくる。そしてトニー・アルヴァとかオルソンみたいな伝説的な存在に実際に会えたら、自分はもっと大きな物の一部だと感じるんだ。

なるほど。裸で走って板ガラスをぶっ壊すみたいなワイルドで面白い話はないのか?スケート界に尊敬されてるようになってるのでもう暴露してもいいような破滅した時からの話はない?

まぁ飲酒運転で事故った事は確かにあったんだけどな。スーパーボウルの日にぶっ壊してデル・マーで誰かの芝生に車を置いてった。新品のBMWのM3をぶっ壊して置いてったな。まぁ長い話だけど。酔っ払った俺は当時の彼女の家族の家でちょっと飲んだらコカインを手に入れたくなったんだ。そうするためにATMまで行って500ドルを下ろした。帰り道でデル・マーの高級な自宅地区にぶっ飛ばしてて、上り坂を上ったらいきなり袋小路になって、ブレーキを踏みハンドルを切ろうとしても止まらなかった。止まった車に打ち当たったんだ。それで金持ちの芝生までスピンアウトしちゃって。スーパーボウルだしどの家庭も家で試合観てるんだ。そこで誰かの家芝生に突っ込んだら、みんな家から出てくるよね。40-50人位はその現場にいたかも。俺はまだ酔ってたんだし。車の窓が全部ぶっ壊れててさ。そして、6ヶ月前に別の交通事故で死にそうになって、彼女が車から投げ出されたんだ。

スリルハンターだな。

彼女は頭にスキッドマークの傷がまだ残ってたんだよ!とにかく酷かったんだけど、それまではもう警察とのトラブルが何回もあったから告発がたまってたんだ。暴力行為や酩酊状態の告発で保護観察中だった。持ち主が家を出てきたら、「めっちゃ酔ってるよ。お金も持ってるのでお前の車は俺が全部を片付ける。お金をもらってくれよ。捕まえたら刑務所に行く事になっちゃうから。」って彼に言った。もしも本当にそうなるところだったかもしれない。 二回目の飲酒運転告発だからな。それで、「俺のその立場であった事あるからもう出て行けよ。」って言ってくれたんだ。

歩いて帰った?

歩いて帰った。車はもうぶっ壊れてたんだ。友達も後ろの席にいたから彼に彼女を助けてもらったんだ。ありがたい事に皆は無事だった。だから、帰ったらもう一度飲み始めたんだ。やばい事件だったからな。我慢出来なかった。BMWの緊急路傍整備に電話して「事故ってもう現場から逃げたけどあそこにあるよ」って。夜になって帰る時にに車がなくなった事を必死に祈って、確認しに行ったら本当だったんだ。ガラスの破片しか残ってなかった。「よしっ!」みたいに。車がなくなって、警察も来てないんだ。近所の人達は俺をやっつけるつもりだったけどな。「捕まえろ!早く警察呼べ!」みたいに。必死に逃げちゃったんだ。

飲み過ぎたせいで違う国で目覚めたって事はある?

ある時、パパラードがスペインにいたって聞いたから一人のスケート復活作戦のつもりであそこに旅立ったんだ。皆がいたらしい。皆はもういるから早く行こうって感じでな。あそこで集中しようみたいに。しかし逆にマジ最悪な二週間になっちゃったんだけど!6日間で6千ドルを使っちゃってお婆ちゃんに帰りの飛行機代を払ってもらわなくちゃいけなかった。この情けない俺がドラッグと女のために金を無駄して帰りをお婆ちゃんに頼んじゃった。警察に打ちのめしもされたし。本当に酷かったよ。マジ悄気たお帰りだったな。やばかった。6日目になってもう涙を出すぐらいだった。

大変だったが改めて思い出すと笑える事だと思わない?

笑える事?

そう。最悪な状況から生き残った奴でも戦争話を語ると目が輝くからって事。

生き残ったからこそだからな!分かるよ。俺も6日間で6千ドルを費やす事を何となく楽しめた。面白かったんだ。ただ、尽きたら大変な事になるんだな。時との勝負だからさ。追いつかれたらな。。。苦しみを逃れようとしてるけど近い内に追いつかれると分かってる。追いつかれてるよ!金、ドラッグや女も全部がなくなったら責任を取らないといけないんだから!

ありがとう。面白かった。これで良い記事になりそう。

Thrasher Magazine, March '15.

Original Source: http://www.thrashermagazine.com/articles/anthony-van-engelen-interview/

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