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Colin Read: Spirit Quest (和訳)

Free Skateboard Magazine

· spirit quest,Skateboarding,Mandible Claw

Photo: Sam Ashley

Interview: Will Harmon, Arthur Derrien

Translation: Nino Moscardi

スケボーとはあらゆる階層の人々を惹き付ける素晴らしい物なのだ。こんな惹き付ける人々がカメラを使用してスケボーの魅力を表現する事もたまにある。Mandible Clawことコリン・リードもこんな一人だと言える。彼に対して魅力を表現するというのは適切な言葉の選択だろう。なぜならVX1000を使用するフィルマーの中で彼が最高にパッションを持ってるのは、自分からすると当然な事だ。最新の作品「Spirit Quest」は、俺自身が観た限りでは、こんなに細かいプランニング、撮影の特技、編集の仕方、壊れたカメラと才能を一つの作品に巻き込んだビデオの他にはないだろう。彼がどうやって作ったかコリン自身に聞かせてもらえたなんて良い経験にもなった。国際上映ツアーのロンドンプレミアーで彼と時間を作って、20分間を予定したインタビューが結局1時間後にICレコーダーの止まれボタンを押してた。彼は高校時代に怪我して、体が壊れて良かったってさすがに言えないだろうけど、もしその経験はなかったら、カメラを拾ってレンズの裏から持ってる才能をスケボー界に感心させる事もなかっただろう。怪我ってたまに良い事もあるよね?

ーウィル・ハーモン

W:撮影期間中の旅はどうやってお金を出せたの?ニューヨークで仕事してる?

そうだね。事務所でモーショングラフィクスと映像編集をしてるって感じ。全ては仕事とクレジットカードのお陰だね。

W:その会社はコリンが一ヶ月間の休みを取って平気なの?

まあ、休み取らせてくれないと仕事を辞めるって会社に選ばせたら辞めないで欲しかったみたいだ。。。

A:お金を出してくれるブランドとかはなかった?

いや、全く自主制作の作品だった。

W: VX機器とフィッシュのレンズは何台使い潰したの?

ちょっと分からないよね。途中から数えるのを止めたんだ。3年間にわたってカメラは多分8台ぐらいでレンズは3台かな。

W:じゃあレンズは意外とぶつかったりはしなかったんだね。

いや、よくあるけど打たれ強いからな。後、当たってレンズの怪我はないけどカメラ自体が壊れる事は数回あったんだ。MK1は最高なレンズだけどVXってもう20年前以上から出てるんだから脆いんだ。

A:どこで手に入れてるの?なかなか難いんじゃない?

スケーターから買うのを避けようとしてたね。そういう奴は使い古して調子悪いからね。大体口コミで買ったりとか、急を要する時は売ってる人を探したりとか。ある1台は店じまいをする店が階段の下で偶然に見つけて安く売ってくれたんだ。20年以上あそこに置いてあったらしい。後、買ったらすぐ壊れて使えない事もたまにあった。

W:解体して組み直したりするのが上手そうだね。

基本位は知ってるけど他のフィルマーより全然出来ないよ。SFにいてクリス・ジョーンズを撮ってる時、フラットギャップをヒットしてから長めのカーブでスウィッチバックサイド5−0みたいなラインをやろうとしてたんだ。それでミスってマイクを蹴り飛ばしちゃってさ。SFの旅行中にマイクが壊れるなんて最悪だと落ち込んだら、ザック・チェンバレンがその夜に現場で修理してくれたんだ。

A:現場で?!

そう。夜にiPhoneのライトを使ってさ。ザックはドライバーを持ってて、ケーブルも無事だったからどうやら組み直せたんだ。何故かパーツが余ったから適当にダクトテープで結び付けたら起動したんだ。

W:ありえない話だけどね。このビデオは工夫された革新的なショットが結構入ってるよね。水中の映像とか。。どうやって撮れたの?確かにGoProじゃない気がするんだけど。。

そうだよ。オールVXだった。

A:撮り方教えてもらえる?

またダクトテープを使ったよ。ビニール袋に入れたんだ。

W:でも画像が超きれいじゃん?

うん、レンズには何も覆ってないからだ。ただのガラスだけ。真空バッグに穴を作って。。

W:おお、ダクトテープでレンズの周りに付けたんだ!

そう。

Photo: Allen Ying

W:ならレンズ自体が水に触れてるんだ。素晴らしい。

A:すげぇなー。

W:初めて試す時怖そうだけど。。

まじ怖かったよ。あれを撮る為、一番調子悪いカメラを使ったんだ。壊れても平気だからさ。でも壊れなかったよ!何回やっても今でも普通に使えるんだ。レンズはダクトテープが付いたままだ。

A:やばいそれ。

W:後、好きなショットと言えば分割ビューのところ、二つのVXを使った時。。これって結構考えたりしたんじゃない?

うん、昔から色んな変わったラインの撮り方を考えてたんだよ。分割のショットは二種類に分けたんだ。まず2台で同時に撮る事と、後は異次元の滑りって自分が名付けた撮り方なんだ。2台で撮った方が分かりやすいと思うけど。。ただ、 VXを並べて二人のスケーターに走ってもらえば似てるようなカットになるから、そっから分割していって最後にまた一緒になってくるって感じだった。異次元のやつはそれより全然大変だったんだ。撮る時も編集も。ほとんど全部を一致させる事が必要だから。基本的に言えば、ラインを一回撮って全く同じ様なラインを再現して、途中から最初のラインと離れて、別の方向に行ったりとか別の技をやったりしてからまた最後に元に戻るんだ。実行する為に、ラインの事についてスケーターと一緒に理解し合える細かな話が多かった。説明する時は、頭がどうかしてるように聞こえるかもしれないけど、皆が友達で信用してくれてよかったね。まるで架空の滑りみたいだからね。

A:なるほど。

確かに言われるだけで想像出来ないかもしれないから「あ。。はい。」みたいに一応説明した通りにやってくれて、最後に編集が出来上がったら「あーなるほどね!」って感じだった。

W:それも聞こうと思ったんだよね。この撮影はかなり大変そうだからスケーターの方はコリンのアイデアに対してどう思ってたの?

A:イカれてる様に聞こえたんじゃない?

まあ、多分そうかもね。でも皆はもちろんやってみたかった。使えないカットも確かにあったけど。編集のエフェクトがあまりカッコよく見えないとか、動きが早すぎて何が起こったのか理解出来ないとか。コナー・カメラーと撮ったのは、ラインの途中でトレーフリップをやって、方足でメイクして他の足がまだ空中のままってやつ。それを逆の足でもう一回同じようなラインをやって、二つのカットをパワースライドしてるところでまた一緒になってくる様にしたんだ。個人的に俺は好きだったけど見せてあげた皆は、どうなってるか全然理解出来なかったみたい。分かりづらくてパートに使えなかった。ビデオ自体を全部理解するには多分数回の観覧が必要だと思う。

A:確かに分かりづらいとこあったよね。

うん。内容が濃くて、隠されている意味も入ってるし妙な事も入ってるし分かりづらい作品だと思う。何回も見ないとね。

W:撮り方はスケーターのイメージと自分のイメージをあれこれ言い合ったりしてたの?

ちょっとね。でも大体信用して納得してくれた。一般的に言って、撮影のプロセスが楽しかったね。数台カメラの使用とか別割ビューと言った新しく変わった撮り方のお陰だったと思う。だって毎日ストリート行って、スポットを探したりするのってたまに飽きちゃうんじゃない?実家だと特にそうだと思う。だからこうやって動物のイメージがするスポットを探したりして改めて楽しく出来た。確かに普通のストリートと殆ど変わらないけど目的が違くて新鮮な感じがした。普通のストリートを撮る上で他に目標があったから。撮影してる間に特別な作品になりそうって皆も実感してたし努力もしたかった。

W:凄かったよね。。努力が伝わったと思う。カメラ回しはキックフリップの方か、あるいはヒールだったか?ワンメークで撮れた?

もちろんキックフリップだよ。あれはワンメークじゃなかったけど幸運にも落とさなかった。当たりもなかった。でも確かにキックフリップだった。どっちが行けるかちょっと考えなきゃいけなかったんだけど、やっぱ俺は右利きだからそっちにした。ずっと前からやりたくて試した事もある。最初にただのキックフリップをやろうと思ったんだけど、やっぱりもうちょい難度の高い技ならヤバいと思ってさ。基本的にキックフリップが上手くてミスしない人にやってもらえばと思った。結局ジェームス・セイレスがやってくれた。キックフリップの神だからミスしない。

W:90度の上下画面移動も面白かったよね。。もう一つの分かりにくいやつだった。

うん、それもまた異次元のエフェクト。

W:その編集も大変そうだね。こう言うのは、最初に絵コンテを描いたの?それともただ思いついて適当に撮り試した?

絵コンテを描いたのは数回あるよ。一つは、ダニエル・キムと撮った。あいつは上手くてオールドスクールのハンドプラントウォールライドが好きだから、ただどんな感じで撮りたいか説明したら納得してくれたんだ。元々ラインがもっと長く続くはずだけど、お互いに無理してると思ったから止めといた。基本的に路面が壁に同じように見えるスポットを探しただけだ。コナーのパートに使ったカットの方がマジ大変だったけど。ダニエルのは、ちょっと緩くてアニメーションでフレームを一つに調和したけどコナーのは、壁を登るところのマッチカットのフレームがいつも近すぎたから、何回もやったり再生を見たりしてどうやって上手く撮れるか解決までに至ったんだ。

W:同日に画面移動の続きを撮ったの?

うん、同日に撮れた。ってか同じように見えるスポットが見つかるまで時間がかかっちゃったから、数カットは別の日に撮ったけど。フェイキーフリップのカットは、 ウォールライドフェイキーアウトを先に撮っちゃったから、着地体勢が同じようになるフェイキーフリップのラインを撮らなきゃいけなくてさ。フェイキーフリップをしたら体重を後ろにかけてしゃがむウサイン・ボルトの様なポーズだった。試行錯誤が多かったけどなんとなく出来た。

Photo: Allen Ying

W:コナーのパートに使った曲は、スケボーの音で構成されてるんだけどそれってコナーが作曲したの?説明してもらえる?

そう、コナーの曲はダブっぽくて、スケボーの音で構成されてる。ビートの方はスケボーの音をサンプルしてループしてるんで、コナー自身に生み出されたコンセプトなんだよ。鋭い雑音を出すスポットを探すのは意外と大変だったけど。それらをアナログの4トラック録音機でループして、アナログのリバーブペダルも使用してエフェクトを発生させたんだ。Tenguで協力した作曲家達、タヴォ・カーボーンとタイ・フラワーズともう一度組んで作ったんだ。

W:なるほどね。

まず音とビートが出来上がったらコナーがパートの初版を送ってくれた。それで改めてフテージを組み直して曲をパートに上手く合わせたんだ。

W:あ、じゃあコナーはもう既にパートの映像を持ってるわけ?

それぞれのクリップはあげたからもう持ってたんだよね。それで音を分解してループに使うんだ。ループが出来上がったらパートの初版を組み立ててくれたんだ。それを参考に使って再構成した。出来上がったら彼に送り直したり同じ事何回も繰り返した。それが一年間ぐらい続いた。

W:大変そうだな。

そうだよ。あの一曲を作るには1年ぐらいかかっちゃったんだ。

W:でもまた新しいクリップを撮って入れたらタイムラインの全部がズレちゃうんじゃない?

そう。コナーは音楽の天才なんだよ。彼はタイ・フラワーズと一緒に二つ目の曲も作曲したんだ。あの異次元の部分に使った夢の様なワルツ。あ、後クイム・カドーナは一つ目の曲でメロディカを吹いてくれた。

W:コリンって撮影に対して高度な基準を設けると思うけど自分は、今活躍してるフィルマーの中で誰に感心してる?

ザック・チェンバレンはもちろんだよね。VXのサイコパッスだな。ダウンヒルを撮るなら彼が最強。彼の全ての映像が楽しい感じが伝わってくるんだ。リアルに感じる。ヨアン・タイランジーの次作もマジで楽しみにしてる。あいつは本当に素晴らしい。

W:彼は今撮ってる最中って聞いたけど想像通りに作れるように時間をかけてるらしい。

うん、共感するよね。Spirit Questもそんなもんだった。焦らないで好きなだけ時間をかけて作るって感じ。映像って明白な理由以外有効期限はないと思う。だってStatic IVは2005年からの映像でも入ってたんだ。ヨアンの次作はどんな感じになっても必ず面白いと思う。本当に素晴らしい奴なんだ。。

W:滑りもヤバイよね。

本当ヤバイよね!90年代のギャングスタスタイル。

W:去年ヴラディミールフィルムフェスティバルにいた時、ニコラ・ラカンが彼を撮ってて、「自分のカメラを持ってないで自由に滑れるって良いよな。」って言ってたよ。

めっちゃ良い奴だよね。面白い話あるけど、 日本に行った時に、フランス人のMagentaクルーと日本人の仲間の皆で温泉に行く事になって、皆一緒に入ってさ。やっぱ温泉だから裸で年寄りのチンコの小ちゃい叔父さんばっかりだろ?とにかくヨアンって黒人のハーフでチンコもデカいから入ったら叔父さん達が皆「わーアナコンダー!!」って騒いだりしてね。その後、クルーの皆もアナコンダって名付けて呼ぶ様になった(笑)。

W:(爆笑) 話戻るけどビデオの流れや構成はどうやって決めたの?

今までTenguや他の自分で作ったビデオは、適当に撮ってから編集の時に流れを決めるって感じだった。でもこのビデオは、ちょっと違くてちゃんとしたコレオグラフィーとプランニングが必要だった。何でかって言うとそうしないと画面移動のエフェクトがあまり上手く伝わらないから。「このエフェクトに誰がどうやって出るか先に決めないと」みたいに。

W:出演スケーターはどうやって選択したの?

いや、ただ俺の仲間だからさ。 ニューヨークで一緒に動いてるクルーだ。

Photo: Allen Ying

A:ニューヨークに住んでない人は?

正直、(村岡) 洋樹は一番最初にこのビデオを作るきっかけになったよ。Tenguの撮影が丁度終わったところで初めて知って、彼の滑りにいつも感心してたんだ。その後、実際に知り合ってマジで素晴らしくてカッコよくてさ。彼のスケーティングは、自分の目で見ると感動する位カッコよくて一緒にパートを撮りたくなった。出来れば日本以外に注目されるように新たな手段を提供したいと思った。結局、パートの撮影の為に3回日本に行ったんだ。

後は、他のところに住んでる人は、クリスとかだね。クリスは、数年前に行われたMagentaのツアーでここ(ロンドン)で知り合ったけど1日しかいなかった。Tenguが終わった後にも会った。上映会の為に、ニューヨークまで来てくれたんで当日、上映会の前にクルーとバーに軽く飲みに行ったけどずっと遊ぶ事になっちゃってビデオに間に合わなかった。結局、またニューヨークに来て、家に泊まってたから撮影にも行ったり出来た。そのパートの全てはクリス次第だったね。いつも盛り上がって、やる気を出してくれて数回ニューヨークに来てくれたんだよ。SFにまでも一緒に行く事もあった。ってかツアーで旅行する度、帰り道でニューヨークとかSFとかで集合しに来てくれたから助かったよ。最後に日本にまでも長い旅を一緒に来てくれたからマジ感心した。

W:クリスの面白い話あった?アーサーはスポットで女にンパした話あるって。。

言っちゃっていいのかな?(笑)

A:是非どうぞ!

まあ、今独身だからいいや。ラストトリックをメイクした日だったよ。

W:ファイヤークラッカーのやつ?

そう。ってかそれもヤバかったんだけど。ハフカブファイヤークラッカーをメイクしたのは、一回目のNYCの旅だった。次来た時に、そこら辺にまた行って、噴水がまだ乾いてるかチェックしたかったんだ。まだ冬だったから滑れてハンマーばっかりだった。完全にデストロイしたんだよ。無理なやつでもメイクした。その日にラストトリックを含めて3カット撮れて、人生最高の1日だって言ってた(笑)。スポットにタバコを吸ってる子も見てて、クリスが話し掛けに近寄ってさ。アプローチしながら話が続いてて結局彼女が噴水のとこまで移動してきた。帰る前に番号をゲットしたらしいんだ。次の日に朝早起きしてフィラデルフィアに行ってクイム・カドーナと滑る予定があって、彼もクイムの大ファンだからめっちゃ楽しみしてたんだけど。とにかくその夜、パーティに行ってあのスポットで出会った子と待ち合わせしてさ。。。その後別かれてからは彼の姿を見なかったね。明日は早起きだから早めに帰ろうと思った。ダニエル・キム、テイラー・ナウロキとクリスも皆で行く予定だったのになんか朝の4時ぐらいにクリスから連絡が来て「本当にごめん。フィリーの旅は行けないんだ。簡単に言うと、恋に落ちたんだ。」って(笑)。「こんなに楽しみにしてたクイムと滑る予定をキャンセルさせられる理由は女の他にないだろ。」って。

W:これって朝の4時半?

そう。起きたら見た。朝の4時半に恋に落ちるなんて違うだろ?

A:4時に起こる話なんて大体あまり良くないよね。

そうだよね。とにかく朝に起きたら「メール見たけどまだ行きたいなら駅で集合するよ」って一応連絡したんだけど返事来なかった。もう来ないだろって思ったら出発して45分後にクリスから「よ。もう出ちゃった?」ってメール来た。「行っちゃったな。メールしたんだけど。」って俺が返したら「やっぱ行けば良かったなー」って。「恋はどうだ?」って聞いたら「まあ良い子だったよ。」って。(笑)

A:やっぱ一目惚れじゃなかったみたい。

らしいね。フィラデルフィアの日は本当に楽しかったけど。路面がちょっと凍ってたのにハンマーを撮れた。

W:すごい話だな。じゃあSpirit Questに使ったイラストはコスメ・フェルナンデスとどうやってコーディネートしたの?ってか何で知り合った?

コスメは実際に会う10年前に、クレールタップのコンテストで彼の作品を見たんだ。なんかFully Flaredの再編集コンテストがあって、彼は全部のクリップをロトスコープのアニメーションに変化したんだ。かっこよかったからずっと前から作品に憧れて、Spirit Questの企画を立て始めたら協力しようか既に考えてたんだ。俺もアニメーションやモーショングラフィックの仕事してるから出来るけど、彼の方が全然腕が立つ。ラインのアニメーションの画面移動とかキャラクターアニメーションを彼に作ってもらった。

W:でも10年前に作品を見てからどうやって実際に知り合ったの?

スラップのウェブ掲示板のお陰でね。両方とも閲覧者だから、ただメールでビデオの企画を教えたんだ。普通の作品とはちっと違くて、スケーターが動物に変化していったりとかの事を説明してあげたら喜んでくれて、かなり大変な仕事なのにただでやってくれたんだ。本当に努力して面白く作ってくれたから出来る限り恩を返そうとしてるけど。彼がやったのは、例えばカメレオンのアニメーションとかテイラーがゴリラに変化するとか。

W:でも実際にどうやったの?生映像かフレームを送ったって事?

そうだね。アニメートして欲しいところを決めて、フレームをちゃんと区切って。それで彼に任せてまた返してくれるって感じ。直して欲しいとこがあれば送り直して説明したりとか。大変なのを要望しても冷静に納得してくれるし本当に最高なパートナーだった。大体1 秒間当たり15フレームで作るけどぎこちなさすぎて使えなかったから、かなり大変なのに30フレームでやり直してくれたんだ。そのお陰でスムーズに動いて超きれいに出来た。このビデオで彼の名前が広がると良いと思う。本当に助けてくれてロンドンの上映会にまで来てくれたから俺にとって有意義な経験になった。

W:ロンドンの上映会で自分のアニメーションを観て喜んでたんじゃない?

そうだね。身代金要求みたいだったけど。「送ってくれる?」って聞いてきたら「いや、また上映会でね!」って(笑)。自分のパートを見てるのと同じ様に絶対に意味があると思う。それに上映会の皆で最初から見た方がさらに意味深い。二人以外皆は自分のパートを初めて見て特別な1日だったと思う。

A:一回も会った事なくてただでそんなに努力してくれるなんてすげぇな!

献身的なやつだよね。スケートの自主作品をサポートしたいから。

W:動物の映像だけど、ネイチャードキュメンタリーの映像を検索する事は何時間ぐらい掛かった?後、ライダーと動物の動きはどうやって並べたの? ライダーの滑り方がこの動物に見えると思ったか、あるいはその逆で動物を見てスケーターを連想した?

両方だったかも。最初に動物の映像を見つけたら「あ、この技をやってる姿の様に見える」って思って、それでその動物に似てるスケーターに、ラインをわざと再現させようとした事もある。でも撮れたクリップを再生したら「あ、アルパカの様に見えるね!」とかを思って、合ってるアルパカの映像を見つけるまで何時間も探る事もたまにある。珍しくぴったり合ってる様な映像を偶然に見つける事もあるけど中々難しいよ。簡単に言うと、ネイチャードキュメンタリーを何百時間見た結果だね。

W:これからの動きは決まってる?

普通の生活を送る事に戻りたいな。引退したって最近から言ってるからそれで良いんだ。スケボー業界で続けられたら嬉しいけど今はね、本当に無理だ。

A:ビデオの撮影で最後に撮ったのは何だった?

SFのストリートギャップでヴァリアルフリップからのクジラに爆発変化のやつ。撮影の間3年間にわたって数回しか滑れてなくて、撮影を終わらせる事に夢中しすぎて、メイクする予定をいつも延期したんだ。ビデオ自体はマジ長いから撮影は別にいつでも止めても良かったけど。。

W:でも確かにコリンが言った通り全部を理解する為、何回も観ないといけないよね。。

まあそうだね。ってか出来るだけカットしたんだ。実は余ってる映像はまだ数時間あるんだけど、考えすぎてやっと頭から離れなきゃと思った。終わらせないと死にそうになった。でも本当に出来て良かった。上手くいけば健康障害を乗り越えてまたスケーターに戻る。フィルマーになるつもりは元々なかったんだ。怪我したら偶然になったわけ。フィラマーとしても怪我に追われてるって言えるかも。つまり怪我のせいで一年間滑れなくなったきっかけでフィルマーになり、数年後にまた怪我のせいでフィルミングでも出来なくなったって事。ただ、友達と遊びたかったんだ。

W:その友情なんてスケボーの最高点だもん。

だよね!昨日ジェイク・ハリスとフィルミングの事を話してて、彼は撮られるのが嫌だって言ってたんだ。彼は自分のクルーのフィルマーだから、自分が撮られる時は大体あまり知らない人に撮ってもらってるわけで、ちょっと気まずくて楽しくないって。でもさ、撮影の日は、何パーセントが実際に技を撮る事でかかるの?5−10%位かな?それ以外は仲間とふざけたり遊ぶんじゃない?つまり、映像より友達と過ごす事が大事ってわけ。仲良くしてるかって事。だから俺がカメラを拾ったきっかけとなってここまで来ちゃった。このビデオの撮影で本当に頭がおかしくなっちゃったかも。

W:まあ今は大丈夫そうだけどね。。。

今は休みの3週間目で充電中だから。

A:じゃあこれでもうビデオを作るつもりないって事?

そうだね。でも確かにそう言ってまた新しいのを作って近い内に出すんだけど。ただフィッシュアイのスケートフィルミングはもう無理。撮影とは多くの創造的な方法あると思うし他に試してみたいコンセプトがいっぱいある。VXを何年前から引退させたかったけど自分で選択した道だから仕方ないな。。

W:でも自分の作ったコンセプトを作品にしたかったから良いんじゃない?

その通り。しかもコンセプトを実現させる手段はVXしかなかったと思う。分割スクリーンのカットとかが、HDでやれば上手く出来なかったかも。何でかって言うと画像がきれいすぎてちょっと合ってなかっただけでも分かるから。後、コンセプト的に言うと、皆はVXの映像は何度も見るけど水中とか宇宙でとかじゃ見た事ないだろ?

W:パイプの中からもね。

カメラに紐を通してニューヨークのソーホーのビルの屋上から落とした事も。コナー・カメラーのイントロだった。マジ怖かったけど。

W:きっとそりゃそうだ。コリン、ありがとう!

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